NISA(少額投資非課税制度)

NISAとは

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資して利益を得た場合や配当金等を受け取った場合には、その利益には約20%の税金がかかります。 NISAとは、NISA口座で投資したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。

nisaとは

例:購入した株式・投資信託等が値上がりした後に売却した場合

事例

※実際には2013年1月1日~2037年12月31日までの間に生じた所得については、復興特別所得税として所得税の2.1%が課税されます。税制は今後変更になる場合があります。詳しくは、最寄りの税務署又は税理士等の専門家にご相談ください。

NISAについて

2024年1月からNISAの内容が変更となりました。概要について紹介します。

当社ではつみたて投資枠はご利用いただけません。

NISAの概要
  つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資枠 120万円 240万円
非課税保有期間 無制限化 無制限化
非課税保有限度額(総枠) 1,800万円(成長投資枠はうち1,200万円)
口座開設期間 恒久化 恒久化
投資対象商品 投資信託
(金融庁へ届出された銘柄)
上場株式・投資信託
(一部対象外あり)
対象年齢 18歳以上 18歳以上
旧制度との関係 2023年末までに旧制度である一般NISA及びつみたてNISA制度において投資した商品は「新NISA」制度の外枠で、旧制度における非課税措置を適用。
旧NISAからへのロールオーバーは不可
備考 つみたて投資枠と成長投資枠の併用可

  • NISA口座は原則1人1口座に限り開設ができます。
  • 旧NISA口座では株式等を売却しても一度利用した非課税枠は復活しませんでしたが、2024年からの新NISAでは、NISA口座で枠の再利用が可能になります。
  • NISA口座以外の口座で保有している金融商品をNISA口座へ移すことはできません。
  • NISA口座で出た損益は特定口座や一般口座で出た損益とは損益通算することはできません。また、NISA口座で出た損失は繰越控除することもできません。
  • 上場株式の配当金等を非課税にするには株式数比例配分方式(配当金を証券口座で受け取る方式)の選択が必要です。いったん株式数比例配分方式を選択すると他の証券会社や特定口座・一般口座で保有されている全ての上場株式の配当金についても、自動的に株式数比例配分方式が選択されます。※株式投資信託の分配金は受取機関を問わず非課税です。
  • 金融機関の変更は1年ごとに可能です。変更しようとする年の9月末までに、金融機関にて変更の手続きを完了する必要があります。(金融機関を変更すると変更前の金融機関のNISA口座では追加の金融商品購入はできなくなります)

主な特徴について

主な変更点

  • 1.制度の恒久化

    一般NISAは2023年まで、つみたてNISAは2042年までと期間が決められていましたが、新NISAでは恒久化されたため制度の終わりを気にせずに、いつでも始められます。
     
  • 2.非課税保有期間の無期限化

    2023年末までの一般NISAは非課税期間の5年を経過すると売却して換金するか、継続して保有する場合にはロールオーバーをするなど、手続きが必要でした。新NISAでは非課税保有移管が無期限となるため、長期的な投資が可能となり、面倒な手続きの必要もなくなります。
     
  • 3.年間投資上限額の引き上げ・併用が可能に!

    2023年までのNISA 年間非課税枠   新NISA 年間非課税枠
    一般NISA 120万円 矢印1 成長投資枠 240万円
    つみたてNISA 40万円 つみたて投資枠 120万円
    併用 不可 併用
    2023年末までの一般NISAでは年120万円まで、つみたてNISAは年40万円までで併用不可でした。 新NISAでは「成長投資枠」で年240万円まで、「つみたて投資枠」で年120万円まで、さらに併用も可能と大きく変わったので合計で年360万円まで投資上限額が引き上げられます。
     
  • 4.生涯非課税限度枠の設定

    非課税限度枠について

    新NISAでは1人あたり1,800万円の非課税限度額(総枠)が設定されます。この総枠は生涯利用することが可能で、簿価(取得価額)残高方式で管理されます。売却した場合には簿価が減少するので枠を再利用することができます。1,800万円のうち「成長投資枠」の非課税限度額は1,200万円となっていて内数としてカウントされます。
    2023年末までの一般NISA、つみたてNISAで投資した商品は別枠なので、2023年末までの一般NISA、つみたてNISAで投資した商品は生涯非課税限度枠1,800万円とは別枠で管理されます。

新NISAについて詳しくは金融庁HPにて

【参考】2023年までのNISAの種類と概要

※旧制度での新規投資は2023年末で終了しました。

一般NISA:株式・投資信託等を年間120万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有できます。
つみたてNISA:一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税で保有できます。
ジュニアNISA:0歳~17歳が利用できる制度で、株式・投資信託等を年間80万円購入でき、最大5年間非課税で保有できます。

※当社ではつみたてNISA及びジュニアNISAはご利用いただけません。

  一般NISA つみたてNISA ジュニアNISA
制度開始 2014年1月から 2018年1月から 2016年4月から
非課税保有期間 5年間 20年間 5年間
年間非課税枠 120万円 40万円 80万円
投資可能商品 ・上場株式
・ETF
・公募株式投信
・REIT 等
長期・積立・分散投資に適した
一定の投資信託
一般NISAと同じ
買付方法 通常の買い付け・積立投資 積立投資のみ 一般NISAと同じ
払出し制限 なし なし あり(原則として18歳まで)
備考 一般とつみたてNISAは年単位で選択制
2023年1月以降は18歳以上が利用可能
2023年末で終了

一般NISAに関して詳しくは金融庁HPにて
つみたてNISAに関して詳しくは金融庁HPにて

NISAに関するお問い合わせ

取扱商品・サービスの詳細については、下記までお問い合わせください。

お問い合わせ(お客さまサポート窓口)

0120-69-1424

(月~金 8:30~17:00 祝日除く)