指数先物・オプション

指数先物・オプション取引とは

指数先物取引とは、特定の商品(原資産)を、将来の決められた日に、あらかじめ決められた価格で受渡すことを売り手と買い手の間で約束(契約)する取引です。

なお、オプション取引とは、将来の決められた期日(満期日)にあらかじめ決められた価格(権利行使価格)で原資産を買い付ける、または売り付ける「権利」を売買する取引です。

いずれの取引も、相場の上昇局面だけでなく、下落局面でも利益を追求できる資金効率の高い取引といえます。

指数先物取引とは

指数先物取引では、日経平均株価(日経225)を原資産とする日経225先物やTOPIXを原資産とするTOPIX先物、東証グロース市場250指数を原資産とする東証グロース市場250指数先物などの株価指数先物取引があります。

ニュースでは、「現在の日経平均株価は」とよく流れるため、しっている方も多いと思います。頻繁にニュース等で情報が発信されるため、情報収集が簡単であり、また、個別銘柄への投資ではなく株価指数を対象とした取引のため、銘柄の選択に悩む必要がなく、倒産のリスクも回避することも可能です。

指数先物取引とは

ご注意

JIA証券株式会社では、指数先物、オプション取引において『日経225先物』、『日経225オプション』のみお取引が可能です。また、現在のところ、日中取引終了後の取引や祝日取引についてはお取り扱いしておりません。

取引の仕組み

① 限月がある
銘柄ごとに取引できる期限があります。これを限月(げんげつ)と呼びます。
日経225先物では、6月・12月の16限月と3月・9月の3限月の19限月が取引されています。
各限月の第2金曜日(SQ日)の前営業日が最終取引日となります。

② 証拠金取引
一定の資金を担保として証拠金を差し入れる取引です。
注文の際は単位数(枚数)を指定します。株式と同様に成行注文、指値注文ができます。

③ 差金決済
売り値と買い値の差額をやりとりした取引です。買建玉(または売建玉)を保有する投資者は、取引最終日までに転売(または買戻し)を行い、新規の買付(または売付)を行ったときの約定数値と転売(または買戻し)を行ったときの約定数値との差に相当する金銭を授受することにより決済することができます。期日までに反対売買によって決済されなかった場合には、建てたときの約定価格と最終清算数値(SQ値)の差額を受払いします。

指数先物取引の魅力

下落局面で利益を狙える
下落局面で利益を狙える

資金効率が高い
資金効率が高い

「金利」や「貸株料」が必要ない
「金利」や「貸株料」が必要ない

指数先物取引のリスク

指数先物の価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失が発生することがあります。また、指数先物取引は、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る取引を行うことができることから、時として多額の損失が発生する可能性を有しています。したがって、指数先物取引の開始にあたっては、下記の内容を十分に把握する必要があります。

  • 市場価格が予想とは反対の方向に変化したときには、短期間のうちに証拠金の大部分またはそのすべてを失うこともあります。
  • 指数先物取引の相場の変動や代用有価証券の値下がりにより不足額が発生したときは、証拠金の追加差入れまたは追加預託が必要となります。

以上のほか、指数先物取引のリスクについては契約締結前交付書面に記載されております。お取引開始にあたっては必ず契約締結前交付書面の内容をご確認いただきますようお願いします。

オプション取引とは

オプションとは「権利」のことであり、オプション取引とは、将来の決められた期日(満期日)にあらかじめ決められた価格(権利行使価格)で原資産を買い付ける、または売り付ける「権利」を売買する取引です。原資産を「買う」権利のことを「コールオプション」、「売る」権利のことを「プットオプション」といいます。

権利を売買するとは

コールでもプットでも、オプションの「買い手」はオプション価格(プレミアム)を支払って権利保持者となり、一般的には満期日までの間、自分に有利なときに権利を主張して実現することができます(権利行使)。ただし、オプションの権利は満期日がくると消滅し、満期日にはSQ値によって決済されます(SQ決済)。オプション取引で特有な点は、買い手は自分にとって不利ならば権利放棄することも可能ということです。

一方、オプションの「売り手」は、買い手から受取ったプレミアムの見返りに、買い手の権利行使に必ず応じる義務を負います。この義務は、買い手が権利を放棄したり、満期日がきて権利が消滅した場合は発生しません。

取引の仕組み

1. 銘柄構成

① 限月がある
先物と同じように銘柄ごとに取引できる期限があります。これを限月(げんげつ)と呼びます。
日経225オプションでは、6月・12月の16限月と3月・9月の3限月に加えてそれ以外の直近8限月の計27限月が取引されています。

② 権利行使価格
満期日に買い手が日経平均を売ったり、買ったりできる価格です。

③ コール・プット
日経平均株価のような原資産を定められた期日に、定められた価格(権利行使価格)で買うまたは売る権利を取引することで、原資産を買う権利のことを「コール」、売る権利のことを「プット」といいます。

2. 取引金額

日経225オプションのプレミアムを1,000倍した金額が1単位(1枚)の取引金額です。

3. 売り手のみ証拠金が必要

売り手は相場が予想に反して動いた場合、損失が大きく膨らむ可能性があるため、証拠金を証券会社に預けなければなりません。買い手は、代金を支払うことになります。

  • 当社ではオプション取引の売り建てはできません。

4. 権利行使日は満期日(SQ日)のみ

株価指数オプションの権利行使は満期日(各限月の第2金曜日)のSQ値により自動的に行われます。

コールオプション
  損失 利益
コールオプションの買い手 プレミアムに限定 無限大
コールオプションの売り手 無限大 プレミアムに限定
プットオプション
  損失 利益
プットオプションの買い手 プレミアムに限定 原資産の価値がゼロになるまで増大
プットオプションの売り手 原資産の価値がゼロになるまで増大 プレミアムに限定

指数オプション取引のリスク

指数オプションの価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失が発生することがあります。なお、オプションを行使できる期間には制限がありますので留意が必要です。また、指数オプションは、市場価格が現実の指数に応じて変動しますので、その変動率は現実の指数に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失が発生する可能性を有しています。
したがって、指数オプション取引の開始にあたっては、下記の内容を十分に把握する必要があります。

  • 市場の状況によっては、意図したとおりの取引ができないこともあります。例えば、市場価格が制限値幅に達したような場合、転売または買戻しによる決済を希望しても、それができない場合があります。
  • 市場の状況によっては、金融商品取引所が制限値幅を拡大することがあります。その場合、1日の損失が予想を上回ることもあります。

以上のほか、指数オプション取引のリスクについては契約締結前交付書面に記載されております。お取引開始にあたっては必ず契約締結前交付書面の内容をご確認いただきますようお願いします。

指数先物・オプション取引に関するお問い合わせ

取扱い商品、お申込み方法など、詳細な情報は下記までお気軽にお問い合わせください。
なお、JIA証券では、指数先物・オプション取引以外にも多数の投資商品を扱っています。

お問い合わせ(お客さまサポート窓口)

0120-69-1424

(月~金 8:30~17:00 祝日除く)